不妊の原因は男性にも

精液所見か勃起障害か

笑顔

男性不妊にはまず精液の所見に問題がある場合と、射精に問題がある場合があります。精液の所見は婦人科でも行う精液検査で分かります。精液検査とは精液の量や中の精子の数、そのうち運動している精子の割合や正常な形の精子の割合を調べるものです。検査結果の良さが妊娠のしやすさ、とは言い切れないのですが、もし何か異常があればさらに詳しい原因を調べ、薬や手術で改善できる場合もあります。射精に問題がある場合にも、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病による血流不足や手術後の後遺症、神経の問題、ストレスなど原因は様々です。男性不妊を改善し自然妊娠を、と望むのであれば一度泌尿器科に行ってみるのがよいでしょう。原因に合わせた対処が大切です。

最も多いのは精索静脈瘤

男性不妊の方に最も多くみられるのが精索静脈瘤です。精巣や精索に静脈瘤ができてしまい、圧迫やうっ血によって精巣の温度が高くなり精子がうまく作れなくなってしまうのです。男性不妊の40%以上にこの症状がみられます。見た目でも静脈だと分かったり、睾丸の委縮があったりするので、パートナーが気づくという事も多いです。これは泌尿器科で手術して、静脈瘤をなくすことで改善できます。特に顕微鏡下で精巣静脈だけを結紮する方法だと、精液所見の改善が多くみられます。もし体外受精などを希望する場合でも、実施前に受けることで妊娠の確率を上げることができるでしょう。クラインフェルターなどの遺伝疾患が原因の場合は改善が難しいですが、もし精巣内に精子が僅かでもいれば、直接精子を取り出して体外受精できる場合もあります。高度不妊治療を行う婦人科で相談してみましょう。